Think Different

あまりにも有名な、スティーブ・ジョブズの言葉です。

デザインの動機となる“ある考え”は、結果としてのデザインを確定しますから、すでに表現されたこのとのある“ある考え”をもってデザインを進めて行くことは、必然的に似たようなカタチ、見たことのあるカタチを生み出してしまいます。
「Think Different - 今までとは違う考えで進めよう -」デザインに関わる者にとって、ジョブスのこの言葉以上に重要なものはないように思います。

ここではデザインという行為を製品の概念から再考し、常識的に行われている企画や設計を疑い、それ以外に考えられることはないか?という問いかけから得られた、本来こうあるべきという“ある考え”を具体的な形にしたデザインを紹介しています。 過去のとても個性的であった時代の自動車や工業製品を題材に、それらが表現された時代のスピリッツやエッセンスを発想の起点に、現在の技術や社会状況を取り入れ、形とは何か、その意味するところはどのようなものであるかを考え、実在として表現した試みが、このThink Differentです。