La Pasta

 

「TRINUS」という、参加企業が掲げたテーマに登録デザイナーが自分のアイデアを提案し商品化するというサイトがあります。
『La Pasta』は、この「TRINUS」のデザインコンテストに応募したデザインです。
プラスチックに古紙を混入して、紙とプラスチックの長所を併せ持った新素材を研究開発している「株式会社環境経営研究所」という会社の「MAPKA」なる樹脂素材を使ったアプリケーション開発がテーマでした。

『La Pasta』は、「MAPKA」の保温性に着目、また紙を主材とすることによる「ヒケ」の少なさも考慮して、温かいものを温かいまま味わうことのできる食器にしようと考え、冷めると一番困る食べ物ってなんだろ、ということでパスタ料理をターゲットにしデザインを進めていきました。
パスタ料理は冷めると味が損なわれるだけでなく、パスタが強張ってフォークに絡みにくくなりますが、器の厚みを増すことと紙の内部損失(まあ“ボソボソさ”といったほうがわかりやすいですかね)の両方で保温性を高めることができると考えデザインしました。