FairLady Z

 

次なるThink Differentのテーマとして、FairLady Zを考えてみました。
目指したのは、今流行りのマッシブでディティールに凝った慌ただしいデザインではなくて、ショーンコネリーのような初老の紳士が、さりげなく郊外の並木道を疾走する、コンテンポラリーでシックなスポーツカーというイメージです。

私はランボルギーニ・ミウラとかアストンマーチンDB9が好きなのですが、どうも最近のランボとかアストン(フェラーリもですが)は、派手なエアインテークとかエアロギミックが目立ちすぎて、フィオラバンティ時代のフェラーリに見られる、まるっとした美しさが感じらず、「欲しいな(買えませんが)」と思わせるようなクルマがいないのがとっても残念なところです。

FairLady Zは、オリジナルS30のキャラクターを継承しつつ、現代のプロポーションと当時は技術的に無理だった造形処理(樹脂バンパーとかLEDライトなど)を取り入れ、仕立ての良い上質なスーツのようなスタイルにデザインしてみました。