杉清酒パック『鳥の舞』
前年のグランプリ受賞に味をしめ、導入したばかりの3次元CADとNC切削機を使って、皮付きの杉丸太材を酒瓶の形に彫り込み、レーザー加工機やサンドブラストなどの高度な工業技術を手作業が主体の工芸の世界に取り入れた日本酒のパッケージを開発しました。
鳥取から東京などの都会へ向けて、この酒パックを宅配便で送ることで、送られた相手が「何だろう?」と疑問に思ったり、中を開けて驚くようなシーンをイメージしなら、最新の加工技術を駆使してデザインを進めて行きました。
肝心の陶&くらしのデザイン展はといえば、「今回も受賞」というわけには残念ながらいきませんでしたが、杉丸太を繰り抜いた贈り物というコンセプトは大いに受けていました。